オール電化の賃貸物件は、光熱費がお得になるとの理由から注目を集めています。
しかし電気代が実際に安くなるのか、ガス併用住宅とは何が違うのかは事前にしっかり確かめておきたいところではないでしょうか。
そこで今回は、オール電化の賃貸物件における電気代のほか、ガス併用住宅との比較や一部の給湯器の水圧についてもご紹介します。
オール電化の賃貸物件における電気代とは
オール電化の賃貸物件にて発生する電気代は生活習慣により異なりますが、ライフスタイルによっては光熱費が少し安くなります。
電気代を抑えやすいのは、平日の昼間はあまり家におらず、夜間や休日に在宅していることが多い方です。
オール電化の賃貸物件では一般的に、夜間と休日に電気代の単価が下がり、平日の日中にあまり電気を使わない方は光熱費を自然と抑えられます。
また、電気代が高くなる日中に給湯器を使わずに済むことも、光熱費が抑えられるポイントです。
入浴も含めてお湯をあまり大量に使わず、夜間にまとめて沸かしたお湯で足りる方も、オール電化の賃貸物件で暮らすと電気代を抑えられるでしょう。
オール電化の賃貸物件はガス併用住宅とは何が違う？
オール電化の賃貸物件とガス併用住宅とを比較すると、まず光熱費に違いが見られます。
LPガスや都市ガスといった種類を問わず、ガス併用住宅ではガスと電気の両方で基本料金がかかってしまいます。
一方のオール電化の賃貸物件ではエネルギーを電気に一本化でき、光熱費が抑えられるケースもあるのです。
また、住まいの安全性にも違いがあり、オール電化の賃貸物件は室内で火を使わないため、火災の心配が減ります。
ただし、オール電化の賃貸物件は停電と少し相性が悪く、電気が止まると住まいの設備が基本的に使えなくなってしまいます。
ガス併用住宅でも停電時には電気を使用する器具は使えなくなりますが、ガスのコンロや給湯器は変わらず使用可能です。
オール電化の賃貸物件の注意点！一部の給湯器の水圧とは
オール電化の賃貸物件で給湯器にエコキュートが用いられていると、お湯を出したときに水圧が少し弱いと感じることもあります。
エコキュートは夜間にお湯を溜めたタンクから給湯する仕組みであり、水道と同じ水圧は保てないのが一般的です。
ガス給湯器は水道の水を瞬間的に沸かしてそのまま給湯する仕組みなので、水圧に変化はありません。
このような違いから、エコキュートが設置された住まいにガス併用住宅から移り住むと、お湯の水圧が弱くなったように感じられることもあるのです。
入浴や洗い物に支障が出るほどの問題ではないものの、特徴の1つとしておさえておくと良いでしょう。
まとめ
オール電化の賃貸物件において、日中にあまり電気やお湯を使わない生活が送れると、光熱費は下がる傾向があります。
光熱費の内訳や火災のリスクといったガス併用住宅との違いに加え、エコキュートにおける水圧の弱さなどもおさえておくと、オール電化の住まいに満足しやすいでしょう。
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