地下室付きの家は、さまざまなメリットがある一方で売れにくい点に注意が必要です。
地下室付きの家がなぜ売れにくいのか、新しい買主をスムーズに見つけるためにも理由を知っておきたいところです。
今回は、地下室付きの家が売れにくい原因と、地下室のメリットや売却方法についてもご紹介します。
地下室付きの家が売却しにくい原因とは？
地下室付きの家は一般的な家とくらべて建築にコストがかかるため、売買価格も高くなりやすい傾向があります。
とくに駅から近いエリア、商業施設や学校など生活の便が良いエリアは土地自体も高額になり、結果的に買い手が付きにくくなるのです。
また地下室は通気性が悪いため湿気がこもりやすく、管理が面倒である点も売れにくい原因のひとつです。
こまめな換気や除湿剤による管理をしても、カビが生じる場合もあります。
ほかにも更地にする際に費用が高額になりやすい、浸水する可能性がある、使い道がないなど、さまざまな理由で買い手が少ないのが実情です。
地下室付きの家を売却する際にアピールしたいメリット
地下室付きの物件は販売価格が高かったり、湿気がこもりやすかったりするデメリットがある一方で、さまざまなメリットもあります。
まず買主にアピールしたい特徴として、地下室だからこその使い方ができるメリットがあります。
地下室は外からの光や音が入ってこないため、ホームシアターに最適です。
映画館にいるような環境を自宅で作れるので、映画やドラマ観賞が趣味の方におすすめです。
また、紫外線を防げて気温も上がりにくい特徴を活かして、ワインセラーとして使うのにも向いています。
さらに、地下室付きの物件は一般的な家よりも深い場所に基礎を構築するので、耐震性に優れているメリットもあります。
近年は地震に備えたマイホーム造りを意識する方が多いため、地震に強い家としてアピールするのもおすすめです。
普段は見えない空間なので、工具や災害時の備蓄、趣味の道具などの収納スペースとして利用しやすい強みもあります。
地下室付きの家を売却する方法
地下室付きの物件は費用面などでのデメリットが目立ちやすいので、売却時は買主がメリットを自然と把握できるようなアピール方法を考えることが大切です。
地震の揺れに強いのはもちろん、光や音をシャットアウトした1人の空間を作りやすいことや、見せない収納スペースとして利用できることも広告にも掲載しましょう。
また、地下室付きの家は販売価格が高く、そもそも情報を見つけてもらいにくいため、価格を下げるのもポイントのひとつです。
ただし、価格を下げすぎると通常価格で購入してくれる買主を逃してしまう点に注意が必要です。
さらに、早めに売却したい場合は、地下室を埋める方法も検討してみましょう。
まとめ
地下室付きの物件は、地下室ならではの使い道を買主にアピールし、メリットを存分に意識できるような宣伝方法を考えましょう。
早く売りたいからといって価格を大幅に下げすぎず、まずは周辺環境などもふまえた魅力を伝えてみてはいかがでしょう。
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